加工技術
高度化・精密化する四輪・二輪のメカニズム。
部品製作を実現する技術も、日々進化しなくてはなりません。
お客様の要望にお応えできるように、杉田工業の中には多様な加工技術が蓄積されています。同時に、ミクロン単位のパーツを安定供給するため、お客様の要求を上回る精度を内部基準として生産を行っています。
プレス+熱処理による、強度と耐久性の獲得
自動プレスによる小径ギヤの精密加工。旧工法では、焼結品で行いましたが、新工法では、自動プレス加工と熱処理の組み合わせによって強度と耐久性をクリア。同時に、大幅な工程短縮と生産性の向上も得られました。現在は、歯面粗度12.5Zで管理しています。
小径穴加工品の自動プレス化
ボール盤等の穴加工品や、小径穴のある加工品。旧工法では、プレス後にボール盤加工やバリ取りを行っていたところを、自動プレス化。板厚の1/3の穴加工を実現しました。側面精度はRZ12.5、切削加工レベルの面精度に対応しています。
鍛造プレス+切削加工を、一般プレスで再現
鍛造プレス+切削加工品を、一般プレス化による切削廃止。従来、切削工程のサイクルが長いため、増量要望にタイムリーに対応できないケースがありました。しかし、トランスファープレス工程内で、板鍛造加工を取り込み、自動プレス機による鍛造技術を実現して、切削加工の廃止に成功しました。Oリング接地面は、金型を鏡面に仕上げ、製品に転写することで、面粗さ3.2aを保証しました。